体内から保湿できる肌!アトピー性皮膚炎完治への道
アトピーはどうしてこんなに頑固で治りにくいの?と言う疑問をお持ちの方、多いとおもいます。
アトピー性皮膚炎は視覚では確認できない体の中に原因があります。つまりは保湿、ステロイド、軟膏などを塗って治そうと努力してもアトピー性皮膚炎そのものは治らないという事になります。
保湿は肌の乾燥を防ぎ、ステロイド軟膏はかゆみを緩和し、それは間違ってはいませんがあくまでも症状を和らげる手段です。アトピー性皮膚炎を治すには根源からとらえていかなければアトピーとのいたちごっことなってしまいます。
では何処に根源があるのかといいますと、その人が持っている体の中、つまりは体質と言う事になります。アトピーを跳ね返す強い体にすることが大事と言うことですね。
体内から保湿できる肌
成人女性を対象に行った乳酸菌やビフィズス菌の空気が乾燥している時期の飲用試験に、ビフィズス菌および「ガラクトオリゴ糖」を含む発酵乳を摂った場合肌乾燥を防ぐ効果があったことが報告されています。
20〜60代女性を対象とした調査では、腸の状態が悪い人ほど、乾燥などの肌トラブルで悩む人が多いことが分かりました。つまり腸の状態が良ければ肌トラブルに悩む事はなくなるということですね。
腸の状態が良好に保たれている人ほど、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスの摂取回数が多かったとのことです。
ビフィズス菌発酵乳飲用での角層の水分量でも効果が見られ、発酵乳飲用した人は各層の水分含量が減らずに維持されることが分っています。
更に肌の各層においては角質化が正常に行われるか?の実験においても有益な結果が得られたとの報告があります。
乳酸菌やビフィズス菌を日ごろから摂る事は「予防医学」と言う理念からも一番理にかなっていると言えますね
アトピー完治への道
そもそもあらゆる病気は、原因が解明されて始めて直す方法が分かるわけです。アトピーを引き起こす原因が分かっていない現状でアトピーを治す薬は無いと言う事になります。私達はそのことを良く知っておく必要があります。
しかしながらアトピーは不治の病でもありません。専門分野の先生方が日夜研究に取り組み少しずつ分かって来た事もあります。ではアトピー発症の原因といわれている理由を幾つか見てみましょう。
皮膚バリアー説
アトピー発症の原因は皮膚バリアー機能の低下から、免疫細胞Th1とTh2の免疫バランスが乱れて起こる病気と言われています。
肌細胞が環境的な要因、つまりボディシャンプーや界面活性剤入りの洗濯石鹸、あるいは台所用の洗剤などにより体表のPHを酸性から上中性にしてしまいます。
私達の肌は酸性に保たれてはじめて潤いのある健康な肌と言われます。上記のように肌が中性になると肌の潤いがなくなりカサカサしてきます。
それは皮膚のバリアーが壊された状態です。そのような肌は免疫細胞のTh1とTh2の免疫バランスが乱れた結果、アトピー性皮膚炎を発症しやすい状態であると言えます。
免疫細胞説
その?〜〜アトピーが発症する原因の一つに免疫機能の異常から起こると考えられます。
腸内細菌である免疫細胞のTh1とTh2の免疫バランスが崩れることにより起こる病気と報告されています。
その?〜〜アトピー性皮膚炎は I型アレルギーに分類され食物アレルギー、花粉症、などと深い関係があるとされています。免疫グロブリンEと言う抗体「IgE」体にたまって行きある程度の量になった時点でアレルギー性皮膚炎を発症します。
花粉症の例
花粉症を例にとりますと、花粉が体内に入って来ると、花粉に対する、抗体「IgE」が多量に作られます。作られた抗体「IgE」は肥満細胞の表面にくっ付きます。
そこへ再び入ってきた花粉が肥満細胞にくっ付いたまま抗体「IgE」と結びつくと肥満細胞はヒスタミン、ロイコトリエンなどの化学伝達物質を放出します。
ヒスタミンはくしゃみ、鼻水、目のかゆみを起こします。これが花粉症ですね。
ロイコトリエンは鼻の粘膜の血管をかく拡張させ鼻詰まりを起こします。そしてこれが鼻炎ですね。
後記
アトピー完治への道は、壁一枚を隔てた直ぐ隣にあるのかもしれないし、果てしなく遠いのかもしれません。それが分かるまでは色々な可能性を考え、ゴールをめざし自分に合った対策を探していくことが全てですね。
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